2026.08.08
イワシ豊漁の話(今年3月~7月)
石川県漁海況情報_2026年8月4日発行 566号
毎月、石川県水産総合センターから石川県漁海況情報が届きます。
その時々で情報は色々ですが、今回の特集記事(概要)はスルメイカに関する3つ。
◇日本海スルメイカ長期予報(期間:8月~12月)
・日本海全体の来遊量は前年を下回る見込みです。
◇調査船白山丸のスルメイカ調査結果(期間:6月23日~24日、7月7日~13日)
・能登半島沖からに本会中央部のスルメイカの分布量は低水準でした。
◇小型いか釣りのスルメイカ水揚げ状況(期間:5月1日~7月20日)
・水揚量は前年及び過去5年平均を下回りました。
ここでお話をしたいのは、巻末に付いている県内主要10港の6月の水揚量から、マイワシについて。
主要10港:橋立・金沢・西海・輪島・蛸島・鵜飼・松波・宇出津・七尾地区
マイワシ
定置網漁 平年が51.8トンであるのに対して本年2509トン 平年同月比49倍
まき網漁 平年が569.9トンに対して本年1063.7トン 平年同月比2倍弱
*平年は過去5年平均の漁獲量です。
6月頃、金沢港で埠頭の直ぐのところで鰯がピチピチしていたという目撃情報と、新聞記事があったのが記憶に新しい。産卵時期に岸に来るのが鰯の習性ですが、鰯は群れで移動するため、鰯ばかり大量に獲れすぎて定置網が壊れやすくなるのと、その網の中はイワシだらけで他の魚の獲れなくなります。
金沢市内では3割ほど例年より安かったのですが、豊漁とは言えそこまで値下がりしなかった感覚があります。
加工用などに回されたか、東京や大阪などの首都圏に出荷されているのか、市場に沢山出回らないように出荷調整は行なわれているように感じます。
七尾市の定置網会社では、鰯の豊漁で4月に従業員に月給の3カ月分の臨時ボーナスを支給したとか。
石川県内の漁期は例年2月から夏前ごろまで続き、近年は豊漁傾向にあるのですが、昨年末ブリが不漁で、年明けてから獲れるようになったこともあり、マイワシもブリも年々獲れる時期が遅れています。
今回の鰯も、2月はとんと獲れなくて3月から網に入り始めたそうです。
今朝、理事長に伺ったら、7月は水揚げがあったけれど、今はもう鰯が少ないそうです。
自然からいただく恵みのため、魚屋さんたちはその時々の恵みを有り難く享受します。
鰯が沢山手に入ったときには、金沢では鰯の塩茹でがポピュラーですね。
茹でた鰯は酢醤油とおろし生姜でいくらでも食べられます。
最初、鰯を茹でるなんて味がなくなるのでは?と思いましたが、百聞は一見に如かず、美味しいです。
脂の乗った旬の鰯は茹でることで臭みと余分な脂が抜けて食べやすくなります。
是非、来年の鰯の時期にお試しあれ。