2026.02.03
金沢のおさかな(メギス)

魚屋さんで、メギスのすり身が売っていました。
お料理屋さんで頂いた、ふわふわとして上品なすり身の団子汁を想像して買い物かごに入れました。
メギスのすり身にショウガの絞り汁、卵白、塩、米粉を加えて練り、昆布を敷いて日本酒を少々入れた鍋を沸かし、蕪を入れ、煮立ったところにメギス団子を落とし、しばし蓋をし、煮えたら醤油をひとたらし。ネギと蕪の葉を入れて、一呼吸したら出来上がり。柚胡椒などを吸い口にすると香りがまた引き立つ。

熱々のメギス団子のお汁、出来上がり。
でも、ひとくち食べて驚く。
骨が当たる。結構当たる。
え?え?え?
お料理屋さんで食べたときには何もなかったのに。
原因はすり身。
魚屋さんでは魚の身をミンチにする時には頭と内臓を取った物をそのままミンチにするそうな。
鰯のミンチは鰯の骨が柔らかいから気にならないけれど、メギスは気になる。
お料理屋さんは三枚に下ろして皮も剥いだ物をミンチにするそうだ。それならふわふわ。
一般家庭で気軽に作るにはお魚屋さんでミンチにしてある物の方が簡単だ、と思うので周りの方に伺うと、あるご家庭では、作る時にもう一回、摺鉢で擂るそうだ。特に骨が気になる方はそうやって必ず一手間加えるとか。
消費者の話を伺ってから、うちの理事長にも伺ってみると、また別の切り口のお話。
理事長のお魚屋さんでは、そもそもメギスのすり身は2回ミンチの機械にかけるそう。二度挽き、ってやつですね。そうすると、骨も入っているけれど、殆ど骨の気にならないすり身になるんですって。そのような最初から二度挽きされているお魚屋さんで購入されるのならば、他のつなぎとくるくるっと混ぜて、ポトンポトンお汁に落とすだけで簡単に美味しい団子汁が作れる。
私が購入したお店は違ったし、近所のお魚屋さんがどんな風な処理をされているのかは、購入して作って食べてみる迄わかりません。
そもそもは、最初から丁寧にすり身だんごを作成することが一番かも知れません。
メギスのお汁は上品で美味しいし、チャレンジする甲斐があります。次は、丸のまま購入して、三枚に下ろしてから丁寧に作ってみたいです。